2023年のゴールデンウイーク中の3日間にわたり大牟田こども映画学校が開催されました。
what’s 大牟田こども映画学校？
大牟田こども映画学校とは、全国から選任されたプロの映像制作スタッフと、大牟田市内の小学4年生から6年生を対象に映画制作に興味がある児童24名が集い、3チームに分かれ、子供たち自ら企画・脚本・撮影・編集までの映画を創って発表するプロジェクトです。
1日目
最初に開校式があり早速3つのチームに分かれて活動を開始しました。それぞれのチームにはプロの現場で活躍している2人の講師が指揮を取り周りを大学生や社会人がフォローしながら作業を進めていきます。共通タイトル「この街のソラへ」を考えながら各チームのこども達がまずは脚本作りから入っていきます。ある程度進んだところでストーリーに合わせてカメラマンや俳優役の担当を決めていきます。途中ああでもないこうでもないと互いに意見を出し合ったり、途中まで作り上げたストーリーをゼロベースに戻したりハードルは色々ありましたが1日目の最後は脚本制作作業まで進むことが出来ました。この後休憩を挟んだ後、講師の先生方は朝までこども達が作ったストーリーを実際の脚本に落とし込んで眠い目を擦りながら2日目の朝会場入りされました。
2日目
実際に作った脚本をベースに撮影実技を受けた後大牟田市内のロケ地に向かい役割分担しながら撮影に入っていきます。急遽ロケ地が増えたり小道具の買い出しなどフォローの大学生や大人がテキパキと動きながら各所の撮影許可、スケジュリングなどしていきます。10分弱の作品でも丸々1日撮影にかかってしまうことや、1人では出来ないこともチームで相談し周りの知恵を借りることで形にすることができることをこども達も学ぶことが出来たと思います。2日目の撮影作業も各チーム終わることができ先生方も休憩もそこそこにし撮影データを元に仮の編集作業でこの日も夜明けまでの作業になりました。
3日目
この日は午後から完成した映画を大スクリーンで試写するので大急ぎで最終の編集と音入れの作業が待っています。用意した録音室で各チームが自分達で専属の音楽の講師からアドバイスを受けながら音を付けたり音声を吹き込んだりして試写会ギリギリの時間で各チームの作品が完成しました。フォロー係はその間に試写会会場のセッティングやお客様の誘導にあたりました。作品を作り上げたこども達は堂々と会場入りしました。
チームごとの上映前に全員が壇上のスクリーンの前で舞台挨拶を行い出来上がったばかりの作品を会場の皆様と一緒に見ることが出来まし出来ました。
全てのスケジュールが終わった後に参加したこども達からは映画の世界に進みたい、俳優業を目指したいなどの声も聞くことが出来ました。
制作した作品は色々な場面で見ていただける様にイベントを開いていきます。
